愛[#一]爲[#二]公愛[#一]。可[#二]并攷[#一]。
[#ここから1字下げ、折り返して2字下げ]
〔譯〕物我《ぶつが》一|體《たい》は即ち是れ仁なり。我れ公情《こうじやう》を執《と》つて以て公事を行ふ、天下服せざる無し。治亂《ちらん》の機《き》は公と不公とに在り。周《しう》子曰ふ、己《おのれ》に公なる者は人に公なりと。伊川《いせん》又|公理《こうり》を以て仁の字を釋《しやく》す。餘姚《よえう》も亦博愛を更《あらた》めて公愛と爲せり。并《あは》せ攷《かんが》ふ可し。
[#ここから2字下げ、折り返して3字下げ]
〔評〕余嘗て木戸公の言を記せり。曰ふ、會津藩士《あひづはんし》は、性直にして用ふ可し、長人《ちやうじん》の及ぶ所に非ざるなりと。夫れ會《くわい》は長《ちやう》の敵《てき》なり、而《し》かも其の言|此《かく》の如し。以て公の事を處《しよ》すること皆|公平《こうへい》なるを知るべし。
[#ここで字下げ終わり]
[#ここから改行天付き、折り返して1字下げ]
五九 尊[#二]徳性[#一]、是以道[#二]問學[#一]、即是尊[#二]徳性[#一]。先立[#二]其大者[#一]、則其知也眞
前へ
次へ
全71ページ中43ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
佐藤 一斎 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング