#二]於不[#一レ]得[#レ]已。斯可[#三]以觀[#二]至誠之作用[#一]。
[#ここから1字下げ、折り返して2字下げ]
〔譯〕雲煙《うんえん》は已《や》むことを得ざるに聚《あつま》る。風雨《ふうう》は已むことを得ざるに洩《も》る。雷霆《らいてい》は已むことを得ざるに震《ふる》ふ。斯《こゝ》に以て至誠《しせい》の作用《さよう》を觀《み》る可し。
[#ここで字下げ終わり]
[#ここから改行天付き、折り返して1字下げ]
一二 動[#二]於不[#レ]得[#レ]已之勢[#一]、則動而不[#レ]括。履[#二]於不[#レ]可[#レ]枉之途[#一]、則履而不[#レ]危。
[#ここから1字下げ、折り返して2字下げ]
〔譯〕已むことを得ざるの勢《いきほひ》に動《うご》けば、則ち動いて括《くわつ》せず。枉《ま》ぐ可らざるの途《みち》を履《ふ》めば、則ち履んで危《あやふ》からず。
[#ここから2字下げ、折り返して3字下げ]
〔評〕官軍江戸を伐《う》つ、關西諸侯兵を出して之に從ふ。是より先き尾藩《びはん》宗家《そうけ》を援《たす》けんと欲する者ありて、私《ひそ》かに聲息《せいそく》を江戸に通《つう》ず。尾
前へ
次へ
全71ページ中8ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
秋月 種樹 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング