。人不[#レ]信[#二]於口[#一]、而信[#二]於躬[#一]。不[#レ]信[#二]於躬[#一]、而信[#二]於心[#一]。是以難。
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〔譯〕信《しん》を人に取るは難し。人は口を信ぜずして躬《み》を信ず。躬を信ぜずして心を信ず。是を以て難し。
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〔評〕南洲|守庭吏《しゆていり》と爲る。島津|齊彬《なりあきら》公其の眼光《がんくわう》烱々《けい/\》として人を射《い》るを見て凡《ぼん》人に非ずと以爲《おも》ひ、拔擢《ばつてき》して之を用ふ。公|嘗《かつ》て書を作《つく》り、南洲に命じて之を水戸《みと》の烈《れつ》公に致さしめ、初めより封緘《ふうかん》を加へず。烈公の答書《たふしよ》も亦然り。
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二九 臨時之信、累[#二]功於平日[#一]。平日之信、收[#二]効於臨時[#一]。
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〔譯〕臨時《りんじ》の信《しん》は、功《こう》を平日に累《かさ》ぬればなり。平日の信は、効《こう》を臨時に收《をさ》
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