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〔譯〕凡そ事を作《な》すには、須《すべか》らく天に事《つか》ふるの心あるを要《えう》すべし。人に示すの念《ねん》あるを要せず。
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五 憤一字、是進學機關。舜何人也、予何人也、方是憤。
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〔譯〕憤《ふん》の一字、是れ進學《しんがく》の機關《きくわん》なり。舜《しゆん》何人《なんぴと》ぞや、予《われ》何人ぞや、方《まさ》に是れ憤《ふん》。
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六 著[#レ]眼高、則見[#レ]理不[#レ]岐。
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〔譯〕眼《がん》を著《つ》くること高ければ、則ち理《り》を見ること岐《き》せず。
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〔評〕三條公は西三條、東久世諸公と長門に走る、之を七|卿《きやう》脱走《だつさう》と謂ふ。幕府之を宰府《ざいふ》に竄《ざん》す。既にして七卿が勤王の士を募《つの》り國家を亂さんと欲するを憂へ、浪華《なには》に幽《いう》
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