遺牘
西郷隆盛

−−
【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)痛《いたみ》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)尚々|藏方《くらかた》

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「廴+囘」、第4水準2−12−11]

 [#…]:返り点
 (例)伊十院有[#レ]之

/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)かさね/\
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
−−

     東上初年の消息

[#ここから4字下げ]
東湖訪問心中清淨・櫻任藏豪傑・丈夫と呼ばる・逸散駈付・江戸風に染まず
[#ここから2字下げ]
尚々|藏方《くらかた》目付替御座候處、何となく被[#二]|肝煎《きもい》[#一]候口氣、伊十院有[#レ]之、誠に可[#レ]笑事に御座候。
[#ここで字下げ終わり]
一筆啓上仕候。殘暑甚敷御座候得共、御祖母樣を奉[#レ]初、御一統樣御機嫌能可[#レ]被[#レ]遊[#二]御座[#一]、奉[#二]恐縮[#一]候。伏而不肖無
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