靈魂[#(ヲ)][#一]焉。
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(按)右は明治八年頃戊辰戰死者の爲に招魂祭典を擧げたる時、翁自ら靈前に供へたる祭文なり。十番隊は越後口に苦戰し、死者多し。此文初めに戰死者山口直秀以下二十七人の姓名及夫卒三人の名を記し、終に西郷隆盛謹誌の文あり。(他に文中の隊名を易へたるのみにて同じ祭文あり)
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     私學校祭文

蓋[#(シ)]學校者所[#三]以育[#(スル)][#二]善士[#(ヲ)][#一]也。不[#(ズ)][#二]只[#(ダ)]一郷一國之善士[#(ノミ)][#一]。必[#(ズ)]欲[#(ス)][#レ]爲[#(ント)][#二]天下善士[#一]矣。夫[#(レ)]戊辰之役[#(ニ)]。正[#(シ)][#レ]名[#(ヲ)]蹈[#(ミ)][#レ]義[#(ヲ)]。血戰奪鬪[#(シテ)]而斃[#(レタル)]者[#(ハ)]。乃[#(チ)]天下之善士也。故[#(ニ)]慕[#(ヒ)][#二]其[#(ノ)]義[#(ヲ)][#一]。感[#(ジ)][#二]其[#(ノ)]忠[#(ニ)][#一]。祭[#(リ)][#二]之[#(ヲ)]于茲[#
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