れない。ハハ! ハハ! ……ハハハ! だって、こっけいじゃないか! 原子爆弾で人間はみんな殺され、死んでしまうかもわからないのだよ。それを、ほかならぬ人間自身が作り出して、使った! ハッハ! 神だけがする資格のある事を、人間が冒したんだよ! 冒した! もう取りかえしは附かない。それを使う事を決定し、ボタンを押した人の手は、その人たちの手は、まだ腐らないで腕に附いているのだろうか? お前は知っている! その人は誰だえ? …………(微笑を浮べた顔で、客席の方を、いつまでもいつまでも覗きこんでいる)
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(間)
(出しぬけに奥で、激しくガン、ガンガンとノックの音。死んだようになっていた浮山が飛び上って階段をあがり、外へ出る。……私はユックリそちらへ頭をめぐらす)
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浮山 ……(階段口から半身を見せて、低い声で)警察の人たちだ。
私 う? ……(そちらへ行きかけ、再びユックリと上半身をめぐらして、いぶかしそうに客席の方を覗きこんでいる)

     20[#「20」は縦中横] 塔の上

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(暗い夜空の、どこかに月が昇りかけたと見
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