てする事だから――
モモ だって広島では、だあれも武器なんて持ってはいなかったわ。あたしは公園の砂場で泥でオダンゴこさえていたのよ。そこい、ピカドンおっことした人が悪くない?
省三 モモちゃんの言う通りだ! 審判を下し、悪をきゅうだんし得るのは誰かと言う事だ! 千人殺した人間が三人殺した人間を審判する事が出来るのか? モモちゃんに答えて見ろ! チャンとモモちゃんに答えてから、その後で須永君を罰するがいいんだ!
須永 (弱りきって、膝を突いたまま、何度も頭を下げる)いいんだ省三君! 頼むから。モモコさんも、そんな風に言わないで下さい。お願いだ。僕はもう死んだ人間です。それが、ヒョッと此処へ来て、そして、僕は急に、自分が急に、なんだか、はじめて生きはじめたような気がして来たんです。そして、あなた方の方が、みんな死んでいる人たちのように見えて来たんです。モモコさんは別ですけど。そいで僕は、はじめて世の中に生れて来たような、とても自由な気がして、うれしかったです。お礼を言います、皆さんに。ありがとうございました。でも僕はもう行きます。これ以上迷惑かけちゃ悪いですから。……だから言うんだけど、省
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