ているのです。身體つきなども、以前の子供くさい所が無くなり、落ちるだけのゼイ肉がきれいに落ちてしまつたかわりに、胸や腰などはガッシリと豐かになつた。人がらも以前よりも、すこし沈んだような感じになつている。……しかし僕にはやつぱりルリは、ギラギラしすぎて、眼を開いて正面から見ておれない。やつぱり、何か壓迫されるような氣がして、自分からはなんにも話しかけられない。
ルリも、口ではほとんど何も言わぬ。ただ、そのまま、すまして久子さんの家に腰をすえてしまつたのには、困つた。二日たつても三日たつても、立ち去らぬ。このまま住みついてしまいそうに、落ちついている。それを又、おどろいた事に、久子さんが平氣で居させる事だ。ルリは久子さんに自分の事をくわしく話したらしいが、どんな事を言つたのか、僕にはサッパリわからない。從つて久子さんが僕とルリの關係を何だと思つているのかハッキリした事はわからない。
第一、ルリがどうして僕が此處に居ることを知つたのか、その時は見當がつかなかつた。後になつてわかつて見れば、なんでも無い事だつたのだが、何かおびやかされたような氣がした。――ルリは僕のありかを「春子の家」の
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