うわけでしよう? 動物本能と言つたようなものでしようか? しかも、肩と胸の、フックリと盛りあがつた白さまでも、たしかに見たような氣がするのですから變です。……女は裸でした。そしてヒョイと氣が附くと僕自身も、いつの間に脱がされたのか脱いだのか、着ているものを全部捨てて寢ていたのです。不意に僕はドキドキして、どうしてよいかわからなくなりました。無意識に起きあがろうとしました。すると女が默つたまま、ツと寄つてのしかかるような加減に、冷たい、そのくせシットリと汗ばんだような腕を僕のワキの下から背中へ※[#「廴+囘」、第4水準2−12−11]して、乳房を僕の胸にピタリと附けて來ました。僕は息がつまつたようになり、急に身體がふるえ出したようです。泣きたいような死んでしまいたいような、ミジメな氣持がしました。すると女が、身體を弓なりに反らすようにしながら、僕の背中にまわした腕を下の方へだんだんさげて行きます。何か強い匂いがしました。ベトリとしめり氣のある肌でした。氣が附くと女もブルブルと全身ふるえています。あるいは僕自身のふるえを、相手までふるえているように感じたのかも知れませんが、でも、たしかに女
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