」
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仙太 (ひとり言のように)……とうどう、それじゃ、長五郎も抜刀隊にやられたか。……長五郎が。
今井 真壁の仙太郎の命を貰いに来た、俺あ上州無宿のくらやみの長五郎と、チャンと名乗って突っかかって来たのだから相違はない。いつもなら、そうはいっても、無宿者の一人や二人、いくら気は立っていても斬りはすまい。が、何しろ小川以来の難戦苦戦だ、大砲《おおづつ》小筒で追い打ちをかけられている最中だ、そこへからんで来たので、うるさくなって、やったらしい。死んだか生きたか、見とどけた者はいないのよ。……いやこんなこと幾度いっても、何になるか? それよりも湊へ行くかどうか、仙太郎?
仙太 くでえ、俺あ行かぬ。
今井 どうせ負け戦だと見切りをつけたのか? ……裏切者だ!
仙太 何とでもいうがいい。
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※[#歌記号、1−3−28]堅い石場の約束に、話は積る雪の肌、とけて嬉しき胸の雲、吹払うたる晴嵐は、しん新地じゃないかいな……」
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今井 同志の誓いよりは女の方が大事か。お前がこんなところに来てもう半月の余もブラブラしているのが何の
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