だ。私あ、そんな、そんな、詫びてなんぞ貰いたくはない……。
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(永い間)
(仙太郎、ムックリ起きる。少し顔が青い。そのまま立上って、少しキョトキョトするような気味でその辺を見ていた末、何と思ったのか畳を歩いて縁を庭へ降りスタスタくぐり戸の方へ)
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お蔦 仙さん、どこへ行くんだよ?
仙太 ウ? (といってチョイと振返るが、お蔦の姿が目に入らないような表情で再びスタスタくぐり戸をくぐつて外へ)
お蔦 ま、待って、仙さん! 待っておくれよ、まあ、邪慳な(と、自分も行こうとして、柱に打込んだままになっている仙太郎の刀を認めて、それをこじ上げるようにして抜いて)これを置きっ放しにしてさ。……ま、待っておくれってば! 仙さん、どこへ行くんだよ、私も一緒に連れてってくれ、仙さん! 仙さん! (と、抜身を袖で蔽うように抱えて、すそをキッとはしょって小走りに仙太郎の後を追って消える。――舞台空虚のまま暫く間……)[#地付き](幕)
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7 花道だけで

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 前場の幕が降りるとすぐ起る夏祭の囃子鳴物、それに混って遠くで多人数のワ
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