ている
お前の姿を思い出した
すると急にムカッと来た、
がまんが出来ず、口をおさえて会場を飛び出して
しばらく小走りに行ってから、
とうとうゲラゲラ、ゲラゲラと笑い出した
すこしもおかしくないのに、笑いが止らない
ハハ、ハハ、ヒッヒ、ヒヒヒヒ、ハハ、ヒヒヒ!
夜の神田の大通りを、とめどなく高笑いしながら走る女を人は気ちがいだと見ただろう。
そうだ、いつの間にか、お前を軽蔑しちゃってる
軽蔑しちゃったものを憎むことができるものじゃない
すると私は、お前をこのままに見のがして置けるのか?
いいや、ダメだ、今となっては、徹男さんと兄とが
私がよすのを許してはくれない。
兄と徹男さんの二人は毎夜のように私の枕もとに現われて、私を眠らさない。
よし、虫ケラは臭い匂いを出しすぎる
なんでもいいから、よいかげんに、ひねりつぶせ!

それで、待った
もはや何も考えないで私は待った
その時は直ぐに来た
お前はこの前、女のところでの不首尾を取り返そうと思い
それと言うのも持って行った金がすくなかったためだと考えて
あの時の二倍の金を持って女の所へ行った
いよいよ今夜だ。
今夜の帰り途で決着をつける。
私は
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