oタ、と人々が待避する物音)
金吾 金太、駈けるだ! すぐ、あのそれ、それが敦子さまの店だから――(二人が駈け出して、その店の前)
警防団員三 待避だ! おい君、何をボヤボヤしてるんだ、伏せろ。おい君、こら!
男 あーん?(おそろしく、間抜けた声を出した老爺がいる)
警防団員三 伏せろ、馬鹿、危い!

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(言う言葉にかぶせて、急速に迫ってきた低空の艦載機の爆音と、それからうち出す機関銃の掃射音と、それが屋根やコンクリートにはね返る音。それが一瞬の内に、突風のように通りすぎて行く)
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金吾 金太、そこの内の横にとび込め! おい、あんた、ここに立って居ちゃあぶねえ、それっ!
(その老爺が妙な叫び声をあげるのを引っ抱えて、ころげるように、横路地にとび込む)
警防団員三 まだ来るぞう! まだ来るぞう!
男 (ボウボウ声で)なんだよ、何をするんだ、おい君イ。
金太 だってまだ来るだよ。危ねえよ。
金吾 ここにジッとしてるだ。金太、この人の手をつかまえていろ。

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(再び艦載機の一群が、ガアーッと低空をなめて、機関銃の発射音と共
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