フような気でいたんだと言います。なんだか、おかしいような話ですけど、私はそれを聞いても笑う気にはなりませんでしたの。


[#3字下げ]第17[#「17」は縦中横]回[#「第17回」は中見出し]

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[#ここから2段組み]
 金吾
 金太
 敏行
 警備員一
    二
 男一
  二
  三
 女一
  二
 警官
 老爺
 老婆
 中年男
 中年女
 通行人
 三十男
 別の男
 男
 警防団員一
     二
     三
[#ここで2段組み終わり]

いきなり空の一角にブーンと遠い爆音があって、それに向って近くまた遠く打ちあげる高射砲の猛烈な爆音。それが暫く続いて、やがて間遠になる。大きな駅の、すぐ外にある地下道の入り口近く、そこを防空壕がわりに、声をひそめてうつ伏せていた、二十人ばかりの乗客達が、それまでシーンと息を殺していたのが、やっとモゾモゾと動き始めた気配。咳をする声など。
[#ここで字下げ終わり]

男一 やれやれ、もう敵機は退散したんですかね?
警備員 もうちょっと待っていて下さい、はっきりしないから。

[#ここから3字下げ]
(遠くで空襲の
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