煬痰ィじさん、おじさんから今更そんな、他人行儀なご挨拶をききたいとは私思わないんです。私はもうずっと以前から、金吾おじさんのことをホントのお父さんだと思っているんです。ことに、こうして母が頭を悪くしているんですから、私の一身上のことに関しては、金吾おじさんのおっしゃるとおりに、私しようと思うの。ホントにお願いですから、どうしたらいいか、はっきり言って下さい。杉夫さんは明日の朝早く、広島に立たなくちゃならないんです。だのに杉夫さんも敦子おばさんも、木戸のおじさんも、なんにも返事をして下さらない、ひどいわ、ひどい!
敦子 まあまあ敏ちゃん、あんたがそんなに一人でジレテも問題が問題で、誰にもハッキリ言えないのよ。だからまあこうして、もう時間もないし、しかたがないからみんなでこうやって一ツ部屋に集ってことを決めようとしてるんですからね。まあまあ……ごらんなさい。春さんはこうして、眠ってしまったし、ホントによっぽどくたびれたのね。まあ、一ときすれば眼が覚めるだろうから、そしたらやっぱし、春さんの意見がこの際一番大事だろうと思うの私は、それを一とき待っていましょう。
敏子 だってお母さんは、何をい
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