フ通り、出したとなると又そういう事を言う――
春子 いえ、私の言うのはそんなんじゃ無いの。同じ女同志として、いくらなんでも、はるばるやって来た方をですね、出て行ってもらうにしてもそんなムゴイ事を――
敏行 まあま、その話は後でゆっくりしよう。それとも何かね。東京に帰るのは、どうしてもイヤかね? どうしてもいやならイヤで、私もそのつもりで――
春子 どうしてもイヤだなどとは言ってないじゃありませんか。
敏行 そいじゃ問題ない。まあま、心配しないで私にまかせて大船に乗った気でいるんだ。はっははは! ああ金吾君どうした?(振返って)金吾君! 一緒に君も帰ろう。
金吾 はあ、いえ……(離れた所をついて来る)
敏行 浮かない顔をするなあ。どうしたんだ? はっははは?
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山鳩の声
音楽
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[#3字下げ]第8回[#「第8回」は中見出し]
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春子
敦子
木戸(次郎)
横田
金吾
喜助
お豊
林
男一
男二
音楽
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春子 いえ敦子さん、みんな私が悪いの、あなたのおっしゃる事なぞ
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