bショイ、ヤッショイと、ドタドタ、ゾロゾロと小屋を出て、小走りに瓦礫の上を立去って行く。マイクはそれについて行く)
春子 (背後から)金吾さーん、しっかりして、金吾さーん!
源次 んおめえはここに居るんだ!
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(マイクはこの二人を引きはなして、金吾を抱えた四人が、瓦礫の上をトットットットットッと行く、それについて行く。ヤッショイ、ヤッショイ、ヤッショイ)
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古賀 おい、ここらでよかんべい。
須川 よし、一、二の三と!(四人が金吾の体を県道上に投げ出した音、ドシン)
嘉六 ここなら、自動車が来てもひかれねえから大丈夫だい、はっは。
古賀 さあ、戻ろうぜ。(もと来た方へ歩き出す)
助三 大丈夫かなあ、今の――?
須川 大丈夫だよ。さあ、もう一杯飲もう。
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(四人が石ころの上をまたもとの小屋へ戻って行く足音)
ケーブルの音が、カラカラカラカラカラ、ガラガラジャーとあざ笑うように響く。
そこへ町のおばさんと、十六七の娘が通りかかる草履と下駄の音。
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娘 あら、ここに誰か、人が寝てるだ。
おばさん え? ふーん、もうこんなに暗くなってきたのに、どうしたんだかなあ? ああ、ここの飯場の工夫が、今日はたしか山祭りで、酒盛りをやるんだって言ってたから、酔いつぶれて寝てるだよ。
娘 のんきな人だなあ。
おばさん ははは、さあ早く行くべ。(二人は立去って行く)
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そこへ、カタカタカタと下駄の音がして、人が近づく。
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鶴 (離れた所から寝ている金吾を認めて、立止って薄暗がりをすかして見ている)
金吾 うーむ。うーむ。
鶴 あのう――どうかなすったんですか? もし!
金吾 うーむ。(唸る)
鶴 どうかなすって――(近寄ってきて)もしもし、あなた――
金吾 うーむ。春子さま! 春子さま! 俺あ――
鶴 え? ……あの、あなたは――(こごみこんで、金吾の肩に手をかけて)ああ! あなたは柳沢の、金吾さんじゃないんですか? どうなすったんです、金吾さん。こんなところで、あなたどうなすったんですか?(金吾の上半身を助けおこす)わかりますか? あたし、鶴やですよ、わかりますか。あたし、黒田様のところにずっとせんお世話になっていて、信州にも二三度行きま
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