うであり、ところで、各雑誌にむずかしい巻頭論文などを執筆している者の大半が急進的な人なのですから、それを「難解文章執筆罪」と言ったような罪名で牢屋に入れることが出来れば、世論を刺戟しないで急進派の力をそぐ事が出来るでしょう。いかがでしょうか?
いや、又々、あなたから無邪気な感傷だと笑われそうですね。
3 演劇雑誌について――ある演劇雑誌の編集者へ
Cさん――
いつも私は、御誌をはじめ五、六の演劇雑誌を寄贈していただき拝読していますが、みなそれぞれに骨の折れた編集がしてあり、内容の諸作品も諸論文もたんねんに書かれたものが多いので感心しています。編集者も執筆者も大変だろうなと思うのです。
ところで、それと同時に、感じますことは――戯曲作品のことは別にして――ホントは問題にもなんにもならぬ事が、やたらに事々しく扱われ論じられているような気がするのです。ですから、その扱い方や論じる態度などがシカツメらしくマジメであればある程、白々しく眠たげに感じられ、時に背中から冷汗が出るほどミジメな気持がします。
シェキスピアやモリエールやゴーゴリやボーマルセなどの戯曲を二つか三つ、それもほと
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