齣ァに全部をラッパ飲みに飲みほして平然としてカラの瓶をおかみに返す。酒を飲んだような顔もしていない。その間にテオは、ベルトやベルナールに目礼する)
ロート ちえっ、タヒチの種牛め!(フラフラと元の椅子の方へ)
テオ (再びゴーガンに)ねえゴーガンさん、お頼みしますよ、この調子でやって行けば、兄は今にどうにかなってしまいます。目に見えているのですそれが。それに、私も、もうたまりません。兄がパリへ出て来てから私は、こうしてあなた、目方が五キロから減りました。たまらないのです。このままで行けば兄も私も共倒れになります。
ゴー 追い出したらいいじゃないか。
テオ それが、そ、それが出来るくらいなら、こんなに私苦労しやしません。兄は今絵のことで夢中なんです。まるで頭が絵のことだけで燃えるようになっていて、ほかのことを考えることが出来ないんですよ。何か話しても、まるきり相談にはならない。わかってくれようとはしないんです。兄としては、それも無理ないんです。オランダから、いきなりこっちへ来て――私がまだ早いからといくら止めても聞き入れないで、勝手にいきなり飛び出して来て、そして、あなた方の、この、印象
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