ー終わり]

男 (ボキボキした調子で、早く)
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それから四日たって精神状態が完全に元にもどった。
ゴーガンは去り、テオが駆けつけて来、ルーランは毎日花を持って見舞いに来る。二週間たつと、医者は絵を描くことを許した。そしてまた描き出した。

それから二年
また病気が出て
二度三度と入院し、
少し良くなっては退院するが、
また自ら望んでサン・レミイの脳病院の三等に入院し、
やがてオーヴェルの医師ガッシェのもとに移り、
一八九〇年、明治二十三年七月、
オーヴェルの丘で自ら自分の腹に
ピストルの弾をうちこむまで
あなたは描きつづける。

あなたの頭は時々狂ったが
あなたの絵は最後まで狂わない。
脳病院の庭で、発作の翌日描いた絵でも線と色はたしかだ。
絵はあなたの理性であり、
絵はあなたの運命であった。
運命のまにまに、あなたは燃えて白熱し、飛び散り、完全に燃えつきた。
最後の時にあなたはテオの手を掴んで
もう俺は死にたいと言った。
もう俺は死にたいと……

ヴィンセントよ、
貧しい貧しい心のヴィンセントよ、
今ここに、あなたが来たい来たいと言っていた日本で
同じように貧
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