イと)うう、うう……テオ、許してくれ。許してくれテオ! ううん。
ゴー しっかりするんだ!(相手が発作のようなことを起していることを見て取り、倒れこみそうなヴィンセントの身体をグッと抱えあげ、どうしようかと、あちこち見まわした末に、階上の寝室を見上げ、やがてヴィンセントを抱えて、階段の方へ行き、ゆっくりそれを昇って、寝室に入り、ヴィンセントをベッドに寝せる。ヴィンセントはグッタリして意識がないらしい。……それをジッと見おろしていたが、やがてその額に手を当てて、そのまま眠るらしいのを見すましてから、寝室を出て、いったんドアをしめるが、また開け放って、階段をおりて来る。室の中央まで来て、階上を見あげ、ヴィンセントが寝ているのでホッとして、しばらくジッと立っている。切られた「向日葵」のカンバス。……気がついて、カミソリの飛んだあたりへ行き、床の上を見まわすが、見つからぬ。なおもその辺を捜すがないので、あきらめて、テーブルの所へ来て、椅子にドッカリと腰をおろし、再び階上を見る。……それから目の前の壺にさした向日葵を見るともなく見ていたが、やがてテーブルに両肱をつき、両手で顔を蔽うて、動かなくな
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