「ることがわかる)
ヴィン マネエの「向日葵」より良い?
ゴー ああ良いね。
ヴィン ……すると、テオにはそれがわからないと君は思うかね? ただ俺が下手の横好きで描いているんじゃないと言うことがだね、つまり、ただ俺が重荷だって言う――
ゴー しつこいなあ、まだ言っているのか。そんなことどうでもいいじゃないか。とにかくテオはシロウトだからね、ホントのことはわからんよ。とにかく、この絵は良いよ。俺が言ってるんだから間違いない。君は僕の描き方をかなり取り入れてるが、しかし君でなきゃ描けんものがある、その絵には。良いよ。僕のこの絵と取り替えっこしないかね?
ヴィン ふん。……(ゴーガンのイーゼルの方へ行き、自分と向日葵の描いてあるその絵を見る)……うまい。……トーンがある。どうしてこんな色が出るのかな? ……だけど、ホントに僕の顔はこんなかね?
ゴー そうだとも言えるし、そうでないとも言える。僕は目に見えたものを、そのまま写生はしない。そんなのは写真にまかしとけば良いんだ。僕の絵は僕の頭の中に在る、それをカンバスに一つの装飾として描き出すだけだ。
ヴィン すると君の頭の中の僕という人間は、こん
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