のへんでヘンなマネをするんじゃないぜ。家は有るのかね?
俊子 はい、あの――でも兄さんが――
私服A 兄さんだか、ヒモだか知らんが、早く帰るんだ。
貴島 (刑事たちに向って)チョット火を貸して下さい。(わきに乗っている若い女が、ライタアを出して火をつけてやる)
男A (貴島に)あんさん! 俺にもチョックラ吸わしてくださいよ。
貴島 オーケー。だけど、もうちょっと、やらしてくんなよ。
友吉 しかし、こうして、この人はからだが悪いし、これはよく見えないので、僕がつれて行ってやらないと、帰れないんですから――
私服B いかん。お前も乗るんだ。
貴島 (タバコを男に渡してやって)わからねえなあ、ダンナも! そんなの連れてったって、しょうがねえじゃねえか、帰してやんなさいよ。正真ショウメイ、そんな人は、わっしゃ、知らねえんだ。チッ!
私服B (友吉に)そうかね? お前は、あの男を知らんのか?
友吉 はあ、いえ――
男B (トラックの上で)早くしてくれよう! 寒くって、しょうがねえよう!
私服B 仲間だろ?
友吉 はい。貴島さんで――あのよく知っています――
私服B 見ろ!
貴島 (くやしがって、
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