ちからツゴウしてもらいました。食べものは、マザアとシスタが送ってくれたものです。クリスマス・イヴには、もうすこし持って来られます。あなたがたに、すこしでもお役に立てば、うれしいのです。……それに、これから世の中を平和にやってゆくには、クリスト教はダイジなものですから。さかんにならなければならないでしょうから。いえ、ボクは、まだクリスト教のことは、よくわかりません。信者ではありますが、ボンヤリした信者なので、なんにもわからないのですけど。……ですから、そのために、この――
小笠原 ホントに、私ども、平和が戻って来ました事を、なんと感謝して――
人見 ……(昂奮を自らおさえつけるように、デコレーションの銀紙で張った星をにぎったまま、クリスマス・ツリイのわきに膝をついて、口の中で祈る)……(それを見て小笠原も壇の所にしゃがんで祈りはじめる。木山は、その二人を見くらべて、チョットこまるが、祈りはしないで、カガトをそろえて立ち、すこし頭をさげかげんにしている。窓の外の顔は、まだのぞいている)……(口の中で低くいっている言葉が、すこし聞きとれるようになる)感謝いたします。……平和を私どもの上に導い
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