して、全く新しい作品だと言う事が出来よう。
作品の随所に採用してあるシュール・リアリズム風の要素や手法などは、作者が意図したもので無くこの主題とこの材料に取組んでいる間に、自然に無意識のうちにそのような要素や手法が出て来てしまったものである。寧ろ私はシュール・リアリズムは嫌いである。嫌いなものがひとりでに出てしまったわけで、その点では、この作品は作者の私にとっても新しく妙な作品である。[#地から1字上げ](一九五二年八月)
底本:「三好十郎の仕事 第三巻」學藝書林
1968(昭和43)年9月30日第1刷発行
初出:「毎日新聞」
1952(昭和27)年8月22日
入力:富田倫生
校正:伊藤時也
2009年4月25日作成
青空文庫作成ファイル:
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