す。頓首。
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   二十四日[#地から3字上げ]金之助
     虚子様
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 御風邪は如何で御座いますか。
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      ○
明治四十一年五月二十八日(封書)
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 拝啓
 この手紙持参の人は宮沢|※[#「金+柔」、233−7]一郎《じゅういちろう》とて俳道執心のものに有之よし。今般四年がかりにて俳諧辞書編輯を了《お》え大倉書店より出版につき大兄の序文もしくは校閲願度旨にて参上仕候につき御面倒ながら御面会相願度と存候。本人は小生未知の人に候えども大倉書店よりの依頼にて一筆申上候。ただし大兄には運座の節一両度御目にかかり候由。まずは右当用のみ。草々不一。
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   五月二十八日[#地から3字上げ]金之助
     虚子先生梧下
      ○
明治四十一年五月三十日(葉書)
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 拝啓。木曜日には雨天にて御出無之。「俳諧師」頗る面白く候。十風が北海道へ行ってからが心配に候。あともどうかあの位に御振い可被下候。
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[#地から3字上げ]夏
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