下げ]
今日の「俳諧師」は頗る上出来に候。敢て一葉を呈して敬意を表す。頓首。
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三月十四日[#地から3字上げ]夏目金之助
高浜清様
○
明治四十一年三月十六日(葉書)
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藪柑子《やぶこうじ》先生「伊太利人」と申す名作を送り候。木曜に御出なければ締切に間に合うよう取りに御寄こしか、此方より御送致す事に致候。小生演説は明日位から取りかかる考に候。今夜御都合にて□衣御懐中可然候。
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[#地から3字上げ]夏目金之助
高浜清様
○
明治四十一年三月十七日(葉書)
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拝啓 講演をかきかけて見ましたら中々長くなりそうですがよろしゅう御座いましょうか。
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[#地から3字上げ]夏目金之助
高浜清様
○
明治四十一年三月十九日(封書)
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拝復 ページ数相分り候とよろしく候えどもまだ判然不仕。定めて御迷惑と存候がいくら長くてもよしとの御許故安心致、可相成全速力にて取片附一日も早く御手元へ差出し
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