歌を贈った。
「又もあらじ魂祭《たままつ》るてふ折に逢ひて父兄の仇討《あたう》ちしたぐひは」幸《さいわい》に太田七左衛門が死んでから十二年程立っているので、もうパロヂイを作って屋代を揶揄《からか》うものもなかった。



底本:「山椒大夫・高瀬舟」新潮文庫、新潮社
   1968(昭和43)年5月30日発行
   1985(昭和60)年6月10日41刷改版
   1990(平成2)年5月30日53刷
入力:砂場清隆
校正:菅野朋子
2000年10月17日公開
2006年5月11日修正
青空文庫作成ファイル:
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