、それがもとでこの名がその時から生じた。母子草なんていう名はそれ以前には全くなかった]すなわち鼠麹草《ソキクソウ》の葉を用いた。このホウコグサはキク科の Gnaphalium multiceps Wall[#「Wall」は斜体]. で、北インド、中国、ならびに日本に分布した越年草であって、我国では『本草綱目啓蒙』によれば古名オギョウのほかトウコ、トウゴ、モチバナ、モチブツ、コウジブツ、モチヨモギ、ジョウロウヨモギ、ゴキョウブツ、ゴキョブツ、ゴキョウヨモギ、トノサマヨモギ、トノサマタバコ、カワチチコ、コウジバナ、ツヅミグサ、ネバリモチ、モチグサの沢山な名が挙げられてある。
青木昆陽《あおきこんよう》(甘藷先生といわれる学者)の『昆陽漫録《こんようまんろく》』に「我国ノ古ヘノ草※[#「米+羔」、第3水準1−89−86][牧野いう、※[#「米+羔」、第3水準1−89−86]はモチ]ハ鼠麹草《ソキクソウ》ナリ」とある。また「今ノ艾※[#「米+羔」、第3水準1−89−86]《ガイコウ》ハ朝鮮国ヨリ伝ヘシニヤ朝鮮ハ我国ヘ近キユヘ我邦ノ風俗ノ移リタルニヤ朝鮮賦注ニ艾※[#「米+羔」、第3水準1−8
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