し一尺ぐらいで少しく膨れ、長刀形で四ないし八顆の種子を容れている。そしてこの莢の未熟なときは肉質で赤色を呈している、種子は長楕円形で平扁、長さ一寸五分ばかりもある。
この植物はインドの各地で種々な土言があるが、なかんずくベンガルではアソク、アソカといい、ボンベイではアショク、アソク、アソカ、ヤスンジと呼ばれる。梵語ではアショカ、カンカリ、カンケリ、ヴハンジュウ、ヴハンジュルドルマ、ヴィショカ、ヴィタショカと称えられる。
アオツヅラフジ
私は今植物学界の人々ならびにその他の人々に向かってアオツヅラフジの名を口にすることを止めよ! と絶叫するばかりでなく、それを止めるのが正道で、止めぬのは邪道であると公言することを憚らない。何んとなればツヅラフジ科の Cocculus trilobus DC[#「DC」は斜体].(=Cocclus Thunbergii[#「Cocclus Thunbergii」は斜体] DC.)は断じてアオツヅラフジではないからである。
しからばそのアオツヅラフジとは一体どんな植物か、すなわちそれはアオカヅラ(『本草和名』、『本草類編』、『倭名類聚鈔』)、一
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