て旅行の安否を占ふ
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 この高野のマンネンソウは蘚類の一種で Climacium japonicum Lindb[#「Lindb」は斜体]. の学名を有するもので、国内諸州の深山樹下の地に群生している。そして高いものは三寸ほどもある。
 岩崎灌園《いわさきかんえん》の『本草図譜《ほんぞうずふ》』巻之三十五に二つのコウヤノマンネングサの図が出ているが、その上図のものはハゴノコウヤノマンネングサ(一名フジマンネングサ、コウヤノマンネングサモドキ、ホウライソウ)すなわち Climacium ruthenicum Lindb[#「Lindb」は斜体].(=Pleuroziopsis ruthenica[#「Pleuroziopsis ruthenica」は斜体] Lindb.)で、その下図のものが本当のコウヤノマンネングサすなわち Climacium japonicum Lindb[#「Lindb」は斜体]. である。大沼宏平君が同書の学名考定でこのコウヤノマンネングサの図をミズスギすなわち Lycopodium cernuum L[#「L」は斜体]. と鑑定している
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