ォ発作と猶太《ユダヤ》型の犯罪とは、とうてい一致し得べからざるほどに隔絶したものではないか。
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(しかるにワルドシュタインの左翼は、王の右翼よりも遙かに散開しいたれば、王ウイルヘルム侯に命じて戦列を整わしむ。その時、侯は再び過失を演じて、加農砲の使用を遅らしめたり)
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検事は、相変らず法水を鈍重ウイルヘルム侯に擬して、黙々たる皮肉を続けていたが、熊城はたまらなくなったように口を開いた。
「とにかく、ロスチャイルドでもローゼンフェルトでもいいから、その猶太《ユダヤ》人の顔というのを拝ませてもらおう。それに君は、伸子の発作を偶然の事故に帰してしまうつもりじゃないんだろうね」
「冗談じゃない。それなら伸子は、何故朝の讃詠《アンセム》をあの時繰り返して弾いたのだろう」と法水は語気を強めて反駁《はんばく》した。
「いいかね熊城君、あの女は、非常に体力を要する鐘鳴器《カリリヨン》で、経文歌《モテット》を三回繰り返して弾いたのだ。そうなると、モッソウの『疲労《ディ・エルミュドゥング》』を引き出さなくても、神経病発作や催眠誘示には、すこぶるつきの好条
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