物《ちよくぶつ》質器具考説を見よ。)
網代類製造。(同前。)
席類製造。(同前。)
糸紐製造。(同前。又同回、糸掛《いとか》け石《いし》の條を見よ。)
布類製造。(同前。又第二回、衣服原料《いふくげんれう》の條を見よ。)
此他|漆液《しつえき》の類、繪の具の類を造《つく》りし證跡《せうせき》有り。(第六回、打製類の條《くだり》及び第八回、貝殼器の條を見よ。)繪具の原料と思《おも》はるる赤色《あかいろ》物質の塊《かたま》り、及び之を打ち碎《くだ》くに用ゐしならんと考へらるる扁平石《へんぺいせき》(縁《ゑん》部に赤色料付着す)は遺跡《いせき》より發見《はつけん》されし事有るなり。コロボックルは又|丸木舟《まるきふね》を始として種々《しゆ/\》の木具をも製作《せいさく》せしならん。
    ○美術
磨製石斧《ませいいしおの》の中には石材の撰擇《せんたく》、形状の意匠《いせう》、明かに美術思想《びじゆつしそう》の發達《はつたつ》を示すもの有り、石鏃《せきぞく》中にも亦實用のみを目的《もくてき》とせずして色《いろ》と云《い》[#ルビの「い」は底本では「いヽ」]ひ形《かたち》と云ひ實《じつ》に美を
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