フィカル・マガジンにも出した。
これが、ファラデーの書いたものの中で、最も想像的なものとして著名なので[#「最も想像的なものとして著名なので」に傍点]、少しも実験の事は書いてない[#「少しも実験の事は書いてない」に傍点]。恐らくこの時こそ[#「恐らくこの時こそ」に傍点]、理論家としてファラデーが最高潮に達した時であろう[#「理論家としてファラデーが最高潮に達した時であろう」に傍点]。
上の物質間にある指力線の振動というのが、今日の言葉でいうと、電子の間にある電磁気指力線の振動[#「振動」に傍点]の事で、これが光、熱等の輻射に外ならずというのである。この考こそ後になって、マックスウェルが理論的に完成し、ヘルツが実験上に確かめた光の電磁気説である。マックスウェルの書いた物の中にも、
「ファラデーによりて提出された光の電磁気説は、余がこの論文に精《くわ》しく述ぶるものと、実質において同じである[#「実質において同じである」に傍点]。ただ一八四六年の頃には、電磁波の伝わる速度を計算する材料の存在しなかった事が、今日との相違である」と。
二〇 その他の研究
この一八四六年の後
前へ
次へ
全194ページ中152ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
愛知 敬一 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング