でないので、結果も確実とは言えなかった。
 磁場に置いてある金属の面で光が反射する場合に、偏りの面の廻転することは、後にケルが確かめた[#「確かめた」に傍点]。ケルの効果[#「ケルの効果」に傍点]と呼ばれるのがそれである。
 十月六日[#「十月六日」に傍点]には、ガラス瓶に液体を入れ、これを磁場に置いて、何にか機械的または磁気的作用[#「機械的または磁気的作用」に傍点]が起りはせぬかを調べたが、これも駄目であった[#「駄目であった」に傍点]。
 次にファラデーは、磁気が光に作用するからには、反対に光から磁気を生じ得る[#「光から磁気を生じ得る」に傍点]のではあるまいかと考えた。十月十四日は[#「十月十四日は」に傍点]幸いに太陽が強く輝いておったので、この実験を試みた。コイルに作った針金を電流計につないで置き、コイルの軸の方向に太陽の光を導き入れたので、初めにはコイルの外面を葢《おお》うて内面のみに日光をあて、次には内面を葢うて外面にのみ日光をあてた。いずれも結果は出て来なかった[#「結果は出て来なかった」に傍点]。
 それからコイルの内に磁気を全く帯《お》びない鋼鉄の棒を入れ、これを日
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