、ファラデーは続いて種々の研究をした。静電気や、動物電気や、感応によりて生ずる電気。これらの電気はいずれも電池より出る電流と同様に化学作用をすることを確かめたのを手初めとして、どの電気も全く同一のものなることを確かめた[#「どの電気も全く同一のものなることを確かめた」に傍点]。今日では自明の事のように思われるが、その頃ではこれも重要な結果であった。これは一八三三年一月[#「一八三三年一月」に傍点]に発表したが、「電気の実験研究」の第三篇[#「第三篇」に傍点]になっている。

     一三 電気分解

 次にファラデーの取りかかった研究は、電流の伝導[#「電流の伝導」に傍点]の問題であった。
 水[#「水」に傍点]は[#「 水[#「水」に傍点]は」は底本では「水[#「水」に傍点]は」]電流を導く[#「導く」に傍点]が、それが固体になって氷[#「氷」に傍点]となると、電流を導かない[#「導かない」に傍点]。これから想いついて、ある固体[#「固体」に傍点]とそれの溶解して液体[#「液体」に傍点]となった場合とでは、電流の伝導[#「伝導」に傍点]にどれだけ違いが起るかを調べた。その結果は、金
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