に銅線Aを巻き、またこれと少し離れて、他の半分には別の銅線Bを巻き、その先端は磁石の近くに置いた。これは電流の通ったかどうかを、磁石の振れで見るためである。前の銅線Aに電流を通ずると[#「電流を通ずると」に傍点]、鉄環は磁気を帯びる。が、この瞬間に銅線Bの近くにある磁石がちょっと動くらしいのを発見した[#「瞬間に銅線Bの近くにある磁石がちょっと動くらしいのを発見した」に傍点]。またAの電流を切ると[#「電流を切ると」に傍点]、その瞬間にも[#「その瞬間にも」に傍点]磁石が動くらしいのを見た。
今日、王立協会の玄関の所にファラデーの立像がある。その手に環を持っているのは、今述べた実験の環[#「実験の環」に傍点]をあらわしたものだ。それから、この実験に用いた真物《ほんもの》の環も、王立協会になお保存されてある。
それから八月三十日[#「八月三十日」に傍点]に、実験した手紙には、「この瞬間的[#「瞬間的」に傍点]の作用がアラゴの実験で銅板の動くときに影響があることに関係[#「関係」に傍点]あるのではないか。」と書いた。
次に実験したのは九月二十四日[#「九月二十四日」に傍点]で、十個の
前へ
次へ
全194ページ中124ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
愛知 敬一 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング