建築の本義
伊東忠太
−−
【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)近頃《ちかごろ》
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)六《むづ》ヶ|敷《し》い
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(例)已《やむ》を[#「已《やむ》を」は底本では「己《やむ》を」]
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)いち/\
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
−−
近頃《ちかごろ》時々《とき/″\》我輩《わがはい》に建築《けんちく》の本義《ほんぎ》は何《なん》であるかなどゝ云《い》ふ六《むづ》ヶ|敷《し》い質問《しつもん》を提出《ていしゆつ》して我輩《わがはい》を困《こま》らせる人《ひと》がある。これは近時《きんじ》建築《けんちく》に對《たい》する世人《せじん》の態度《たいど》が極《きは》めて眞面目《まじめ》になり、徹底的《てつていてき》に建築《けんちく》の根本義《こんぽんぎ》を解決《かいけつ》し、夫《そ》れから出發《しゆつぱつ》して建築《けんちく》を起《おこ》さうと云《い》ふ考《かんが》へから出《で》たことで、この
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