段々諸種の階級のものが誰でもやるやうになつた、苦行さへすれば悟りを開き、不可思議力が得、神と同體、若しくは神以上となり得ると云ふのであるから皆がやり始めるやうになつた、又普通は男ばかりであるが、中には女で以て行をやつて居るものもあるし、又近頃になつては歐羅巴人の混血兒で以て此の苦行に從事して居るものもある位である、ツマリ是れが人生第一の修業であり、修行中の第一の勤めであると考へて居るからであります。
底本:「叡山講演集」大阪朝日新聞社
1907(明治40)年11月10日初版発行
初出:「叡山講演集」大阪朝日新聞社
1907(明治40)年11月10日初版発行
※題名の下に「八月二日講演」の表記があります。
※題名の次行に「[#ここから割り注]京都文科大學教授[#改行]文學博士[#ここで割り注終わり] 松本文三郎君」と著者名が表記されています。
※変体仮名と仮名の合字は、通常の仮名に書き換えました。
入力:はまなかひとし
校正:小林繁雄
2009年8月13日作成
青空文庫作成ファイル:
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