瘠我慢の説
瘠我慢の説に対する評論について
石河幹明
−−
【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)瘠我慢《やせがまん》
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)先生|発病《はつびょう》の
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)努※[#二の字点、1−2−22]《ゆめゆめ》
−−
[#ここから2字下げ]
一月一日の時事新報に瘠我慢《やせがまん》の説《せつ》を公《おおやけ》にするや、同十三日の国民新聞にこれに対する評論《ひょうろん》を掲《かか》げたり。先生その大意《たいい》を人より聞き余《よ》に謂《いい》て曰《いわ》く、兼《かね》てより幕末外交の顛末《てんまつ》を記載《きさい》せんとして志を果《はた》さず、今評論の誤謬《ごびゅう》を正す為《た》めその一端を語《かた》る可《べ》しとて、当時の事情を説《と》くこと頗《すこぶ》る詳《つまびらか》なり。余すなわちその事実に拠《よ》り一文を草し、碩果生《せきかせい》の名を以てこれを同二十五日の時事新報に掲載《けいさい
次へ
全34ページ中1ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
石河 幹明 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング