日本の憂鬱《いううつ》な十月の夜《よる》の彼岸《あなた》に
寂しい三味線《しやみせん》がちんちんと鳴り出すまで、
なほも善主麿《ぜんすまろ》、おおらつしよ[#「おおらつしよ」に丸傍点]の祈《いのり》をつづけながら……
無益《むやく》にも……
月の方《かた》に青ざめた帆前《ほまへ》の黒い幻想を眺めながら……
底本:「書物の王国13 芸術家」国書刊行会
1998(平成10)年10月25日初版第1刷発行
底本の親本:「木下杢太郎全集1」岩波書店
1981(昭和56)年5月
入力:土屋隆
校正:川山隆
2006年12月30日作成
2007年1月28日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
前へ 終わり
全4ページ中4ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
木下 杢太郎 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング