用役をいうのであり、利殖という名を与えられるのは、土地が結合した狭義の資本の用役のみである。
以上述べてきたような諸性質は、土地、人、狭義の資本の区別を説明し、かつこの区別の正当なことを証明する所の重要なものである。しかしこの重要性は、社会経済学において、特に著しく現われるのであって、純粋経済学においては、次編に説明する資本化及び経済的発展に関し、現れるのみである。生産編において予想するのは、土地資本[#「土地資本」は底本では「土地、資本」]、人的資本、動産資本が資本であり、収入ではないということだけである。
一七七 これだけを前提として、交換におけると同時に、生産においても、自由競争の制度の経済社会において、何故《なにゆえ》にかついかにして土地の用役すなわち地用に対し、人的能力の用役すなわち労働に対し、また狭義の資本の用役[#「資本の用役」は底本では「資本」]すなわち利殖に対し、数学的量である所の市場価格が成立するかを研究する。他の適当な言葉でいえば、地代、賃銀、利子を根とする連立方程式を求めねばならぬのである。
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第十八章 生産の要素と生産の機構
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