数の決定理論をも、この編の中に加えた。
これらの変化の結果として、本書の概要は次の如くなった。
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純粋経済学要論すなわち社会的富の理論
第一編 経済学及び社会経済学の対象と分け方――第二編 二商品相互の間の交換の理論――第三編 多数の商品相互の間の交換の理論――第四編 生産の理論――第五編 資本化及び信用の理論――第六編 流通及び貨幣の理論――第七編 経済的進歩の条件と結果、純粋経済学のシステムの批評――第八編 公定価格・独占・租税について
附録第一 価格決定の幾何学的理論
附録第二 アウスピッツ氏とリーベン氏の価格理論の原理についての考察
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この版はかく変化せられてはいるけれども、先にいったように一八七四年―一八七七年のものの最終版に過ぎない。かくいう意味は、私の今の学説が、数学者にして同時に経済学者であった少数の人々が解してくれたような私の原《もと》の学説と全く同一であるということにある。私の学説は次のように要約し得られる。
純粋経済学は、本質的には、絶対的自由競争を仮定した制度の下における価格決定の理論である(八)[#「(八)」
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