くっています。
※『管《かま》あこたあ有《あ》んめえな」勘次《かんじ》はおつたが』は底本では『管《かま》あこたあ有《あ》んめえな勘次《かんじ》はおつ」たが』となっていますが、底本に付されていた正誤表によって改めました。
※ルビ抜けは底本通りにしました。
※底本には数多くの誤植が疑われる箇所や、新字・旧字の混在がありますが、編集者の方針「初版本を底本とし、長塚家所蔵の新聞切り抜きにある修訂本文をもって校合した。」を尊重し、ファイル作成にあたっては、上記編集部の正誤表による修正以外は、完全に底本通りとしました。また校異の類も一切付けませんでした。
なお、仮名遣いや新字・旧字の混在(「わらぢ」と「わらじ」、「※[#「姉」の正字、「女+※[#第3水準1−85−57]のつくり」]」と「姉」等)以外で誤植を疑った箇所は以下の通りです。1912(明治45)年5月15日春陽堂発行の「土」(参照したのは1974(昭和49)年1月1日近代文学館発行の復刻本)では「【】」の中の矢印の後ろの形になっていました。
○p13−12自分《じふん》の【じふん→じぶん】 ○p16−14遺《や》つた。【遺→遣】 ○p17−8一燻《いとく》べ【いとく→ひとく】 ○p17−13頻《ほゝ》【頻→頬】 ○p24−7灸《あぶ》つて【灸→炙】 ○p27−15遙《はろか》に【はろか→はるか】 ○p27−15手拭《てねぐひ》【てねぐひ→てぬぐひ】 ○p28−1村《なら》【なら→むら】 ○p31−14おうつ【→おつう】 ○p35−11擔《かつ》いて【いて→いで】 ○p38−11地《ち》べた【ち→ぢ】 ○p44−4喰《そ》の【喰→其】 ○p44−9釘附《くきづけ》【くき→くぎ】 ○p49−10喚《よ》んた【た→だ】 ○p50−12取《と》り取《あへ》ず【取《あへ》→敢《あへ》】 ○p57−1死《し》んちまあなんて【ち→ぢ】 ○p60−13音信《おどづれ》【ど→と】 ○p62−7ばんやりとして【ば→ぼ】 ○p81−5一|且《たん》【且→旦】 ○p95−15冬懇《ふゆばり》【懇→墾】 ○p102−13峙《そばた》てゝ【そばた→そばだ】 ○p106−15逡巡《ぐつ/\》【ぐつ→ぐづ】 ○p119−8上《のば》つたのである。【ば→ぼ】 ○p123−5一|方《ぼう》には【ばう→ぱう】 ○p125−1暮《あつ》い【暮→暑】 ○p138−11到頭《たう/\》【たう/\→たうとう】 ○p157−3有繋《まさが》【まさが→まさか】 ○p157−8積《つむり》【つむり→つもり】 ○p157−14何《なん》だが【だが→だか】 ○p162−1、p162−2破壤《はくわい》【壤→壞】 ○p162−4快《こゝよ》よい【こゝよ→こゝろ】 ○p164−14猶旦《やつぱり》【旦→且】 ○p166−4默託《もくきよ》【託→許】 ○p168−7疊《た々み》【々→ゝ】 ○p171−2、p193−11、p203−10次《つき》【つき→つぎ】 ○p172−7※[#「てへん+劣」、第3水準1−84−77]《もき》らせる【もき→もぎ】 ○p174−1簟笥《たんす》【簟→箪】 ○p175−7氣遺《きづか》ふ【遺→遣】 ○p176−13、p187−2、p221−7五月繩《うるさ》い【繩→蠅】 ○p178−1そつちからもこつらからも【こつら→こつち】 ○p182−3沒《く》まれた。【沒→汲】 ○p183−2掛《かけ》けた。【《かけ》→《か》】 ○p185−13出《て》たがんだから【《て》→《で》】 ○p192−15忌々敷《いま/\しく》くても【《いま/\しく》→《いま/\し》】 ○p195−1、p195−3麥《むき》【き→ぎ】 ○p195−3跟《あと》【跟→趾】 ○p195−10限《かき》り【かき→かぎ》】 ○p203−13幾抔《いくはい》【抔→杯】 ○p207−9狗《いね》ころ【ね→ぬ】 ○p217−3有撃《まさか》【撃→繋】 ○p225−1三|度《と》【と→ど】 ○p225−11句切《くきり》【き→ぎ】 ○p226−10拂《か》けて【拂→掛】 ○p227−9手拭《てぬげ》【ぬ→ね】 ○p229−10、p229−12檐《かつ》いで【檐→擔】 ○p237−4、p239−14僂痲質斯《レウマチス》【痲→麻】 ○p248−1書藉《しよせき》【藉→籍】 ○p253−7冷《ひやゝ》が【が→か】 ○p255−5壤《こは》れた【壤→壞】 ○p256−1睡《つば》【睡→唾】 ○p267−2膳《つくろ》つて【膳→繕】 ○p269−8氣藥《きらく》【藥→樂】 ○p269−14懷《いど》いては【いど→いだ】 ○p274−2陸《むつ》まじ相【陸→睦】 ○p275−8調子《てうし》て【》て→》で】 ○p277−1始終《しじゆ》【しじゆ→しじう】 ○p293−10動《うが》かないので【うが→うご】 ○p295−13崩壤《ほうくわい》【壤→壞】 ○p301−12成《なつ》つた【《なつ》→《な》】 ○p302−2小《すこ》し【小→少】 ○p310−9洪水後《こうずゐじ》【じ→ご】 ○p312−1終《た》えず【終→絶】 ○p312−9仕《あ》る【仕→在】 ○p316−9鳴咽《をえつ》【鳴→嗚】 ○p325−10加《い》い加減【加《い》→好《い》】 ○p326−11空《むね》しく【むね→むな】 ○p327−10一|齊《もい》に【もい→せい】 ○p340−3惚菜《そうざい》【惚→惣】 ○p341−8長《は》つた【長→張】 ○p344−8俺《おほ》うた。【俺→掩】 ○p344−11訓《な》れて【訓→馴】 ○p350−10氣日《まいんち》【氣→毎】 ○p350−13威勢《ゐぜい》【ゐぜい→ゐせい】 ○p351−6崇《とつつか》れ【崇→祟】 ○p354−14輸※[#「羸」の「羊」に代えて「果」、354−14]《かちまけ》【※[#「羸」の「羊」に代えて「果」]→贏】 ○p355−2女房《はようばう》【は→に】 ○p357−5口《たゞ》獨《ひと》りで【口→只】 ○p358−14措《を》しがる【措→惜】 ○p371−4沿《あ》びせる、p378−14沿《あ》びた【沿→浴】 ○p374−13蹲裾《うづくま》つた。【裾→踞】 ○p375−2火箸《ひばし》の光《さき》で【光→先】 ○p375−3深《さが》して【深→探】 ○p382−2掩《お》うて【お→おほ】 ○p385−4丈夫《ちやうぶ》な【ち→ぢ】 ○p387−1掻《か》つ拂《ば》かう【ば→ぱ】 ○p395−7乞食野郎奴《こちきやらうめ》【ち→じ】 ○p405−7彼《つか》れて【彼→疲】 ○p407−14作日等《きのふら》【作→昨】 ○p408−1覺《おべ》えてからだつで【だつで→だつて】 ○p414−9佛曉《あけがた》【佛→拂】
入力:町野修三
校正:小林繁雄
2004年11月7日作成
2005年6月8日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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