に蒼《あを》かつた。彼《かれ》はそれから他出《たしゆつ》することも稀《まれ》になつた。恢復《くわいふく》しかけた病後《びやうご》の疲勞《ひらう》が夜《よる》は粘《ねば》るやうな汗《あせ》を分泌《ぶんぴ》させた。それから八|日目《かめ》に村落《むら》の者《もの》が佛《ほとけ》を迎《むか》へに提灯《ちやうちん》持《も》つて行《い》つた時《とき》は刈《か》り拂《はら》はれた草《くさ》が暑《あつ》いといつても秋《あき》らしくなつた日《ひ》に其《そ》の生殖作用《せいしよくさよう》を急《いそ》がうとして聳然《すつくり》と首《くび》を擡《もた》げて居《ゐ》た。村落《むら》の人々《ひとびと》は好奇心《かうきしん》に驅《か》られて怖《お》づ/\も棺臺《くわんだい》をそつと揚《あ》げて見《み》た。蛇《へび》は依然《いぜん》としてだらりと横《よこ》たはつた儘《まゝ》であつた。人々《ひとびと》は※[#「目+爭」、第3水準1−88−85]《みは》つた目《め》を見合《みあは》せた。村落《むら》の者《もの》が去《さ》つた後《あと》には小《ちひ》さな青竹《あをだけ》の線香立《せんかうたて》からそこらの石碑《せきひ》の
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