だが、蛇《へび》でこすればえゝつちから、此《こ》ら甘《うめ》えこと聞《きい》たと思《おも》つてな、大《えけ》え青大將《あをだいしやう》ぶらんと※[#「柿」の正字、第3水準1−85−57]《かき》の木《き》からぶらさがつたから竹竿《たけざを》で掻《か》き落《おと》すべと思《おも》つたら、俺《お》ら家《ぢ》の婆奴等《ばゝめら》構《かま》あななんて云《ゆ》つけが、えゝから汝等《わツら》默《だま》つて見《み》てろ、なんてそれから俺《おれ》ぐうつと頭《あたま》ふん掴《づか》めえて、斯《か》う俺《お》れ背中《せなか》こすつたな、大《えけ》え青大將《あをだいしやう》だから畜生《ちきしやう》縮《ちゞま》つて屈曲《えんぢぐんぢ》した時《とき》や引《ひ》つ掛《かゝ》つて仲々《なかなか》動《いご》かねえだ、それからうゝんと引《ひ》き伸《のば》しちやこすつたな、さうしたら斯《か》う塊《かたまり》ごりつ/\とこけんの知《し》れたつけな、さうしたらなあにけろりよ」
彼《かれ》は一|同《どう》へ向《む》けた背中《せなか》へ手《て》を廻《まは》して
「此處《こゝ》らんとこに塊《かたまり》有《あつ》たのがだが、それつ
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