へ別《べつ》にして置《お》けよおめえ」
「そんぢやこつちのがも別《べつ》にして置《お》くべよ、なあ」婆《ばあ》さん等《ら》は頗《すこぶ》る慌《あわ》てたやうに手《て》もと忙《せは》しく三つ四つの風呂敷包《ふろしきづゝみ》をそつと佛壇《ぶつだん》へ隱《かく》した。さうして居《ゐ》る内《うち》に他《ほか》の婆《ばあ》さん等《ら》は
「みんな、おとなしく仕《し》なくつちや、呉《く》んねえぞ」
「さうだに洟《はな》垂《た》らしてるものげはやんねえことにすべえ」口々《くち/″\》に揶揄《からか》つた。子供等《こどもら》は一|齊《せい》に洟《はな》を啜《すゝ》つてさうして衣物《きもの》で横《よこ》に拭《ぬぐ》つた。白《しろ》い紙《かみ》が一|枚《まい》づつ子供等《こどもら》の前《まへ》に擴《ひろ》げられた。
「子奴等《こめら》こと云《ゆ》つて、手洟《てばな》なんぞかんだ手《て》ぢや引《ひ》かねえで呉《く》ろえ、おめえ等《ら》も勿體《もつてえ》ねえから」婆《ばあ》さん等《ら》が飯《めし》つぎを左《ひだり》の手《て》に抱《かゝ》へて立《た》つた時《とき》、かう圍爐裏《ゐろり》の側《そば》から呶鳴《どな
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