りやそんなに騷《さわ》ぐにやあたらねえ」卯平《うへい》はいつて自分《じぶん》でも又《また》飮《の》ませた。與吉《よきち》の枕元《まくらもと》に三|人《にん》は徹宵《よつぴて》眠《ねむ》らなかつた。恐《おそ》ろしく多量《たりやう》の水《みづ》を飮《の》んだ與吉《よきち》は遂《つひ》にすや/\と眠《ねむ》つた。さうして翌朝《よくあさ》けそ/\と癒《なほ》つて驅《か》け出《だ》したのであつた。
次《つぎ》の日《ひ》おつたは復《また》來《き》た。おつたは自分《じぶん》が無意識《むいしき》に種《たね》を蒔《ま》いた昨夜《さくや》の騷《さわ》ぎを知《し》つてる筈《はず》がないので、昨日《きのふ》の如《ごと》く威勢《ゐせい》がよかつた。勘次《かんじ》は睡眠《すゐみん》の不足《ふそく》から更《さら》に餘計《よけい》に不快《ふくわい》の目《め》を蹙《しか》めた。自分《じぶん》の風呂敷《ふろしき》へ軒《のき》の下《した》に竝《なら》べてある三つの南瓜《たうなす》を包《つゝ》まうとしておつたは
「俺《お》れが南瓜《たうなす》は此《こ》れだつけかな」と不審相《ふしんさう》にいつた。
「それだんべな」勘次《か
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