けふ》は若《わけ》え衆等《しら》行《い》くと思《おも》つてはあ、夜《よる》まで置《お》けねえんだな」
「極《きま》つてらあな」
「そんだつて箆棒《べらぼう》、若《わけ》え衆等《しら》だつてさうだことばかりするものぢやねえ、詰《つま》んねえ」憤慨《ふんがい》してかういふものも
「外聞《げえぶん》惡《わり》いも何《なん》にも知《し》んねえんだな」嘲笑《てうせう》の意味《いみ》ではあるが何處《どこ》となく沈《しづ》んで又《また》斯《か》ういふ者《もの》も有《あ》つた。
「おつぎはそんだが頭髮《あたま》てか/\光《ひか》らかせた處《とこ》ら善《よ》く成《な》つちやつたつけぞ」俄《にはか》に思《おも》ひ出《だ》した樣《やう》に先刻《せんこく》の噺手《はなして》がいつた。
「そんで、おとつゝあ餘計《よけい》仕《し》やう無《な》くなつちやつたんだんべえ」臀《しり》へ釘《くぎ》を※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2−13−28]《さ》して臺《だい》に乘《の》つて居《ゐ》る手《て》ランプの油煙《ゆえん》がそつちへこつちへ靡《なび》く光《ひかり》の下《もと》に茶碗《ちやわん》を箸《は
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